なかごろに

著者:キキ

------分かっているな?

------私は、生き延びなければならない

------今私が死んだら、今やっと見えた気がする光が消えてしまう

------貴様はここで、この抜け道を護るのだ。何人も先へは入れるな

------また会おう------




人々が蜂起し、一つの「悪」へと巨大な感情の渦が怒号となり押し寄せようとしていた。
怒れる万人の足音は大地を激しく殴打し、脈動が地の底まで響き渡った。
その人の津波の真下に、地下牢があった。
轟音と共に内壁の石版は剥がれ落ち、辺りは血や死肉を伴う土煙で覆われた。
一つの「夢」が終わった時も、それは地下の牢屋に立っていた。
護るために。
また、会うために------




*少女「いやったらいやなの〜!!」
*少年「ダダこねないでくれよ〜…俺だってヤなんだから…」
*女「そお?色々落ちてそうでオモシロソウじゃない?」
これらの談話は、ある小屋の中で交わされているものだ。
小さな少女が何やら泣き叫び、それを受けている少年は困惑する。
そして、傍らでそれをいと可笑しそうに見物する怪しげな女性。
*女「だから、そのかつての暴君が城を放棄した時に、脱出ルートとして使ったのがその地下牢なの。」
*少女「こ わ い も ん …」
*少年「絶対何か出るよな。」
*女「え〜、未知なる航路が開けるかもしれないのに〜」
*少年「カーミラさんは行かないからそんな事言えるんでしょーが…」
橙の髪をした少年にカーミラと呼ばれた女性は、しきりにこの2名に地下牢に行ってみることを勧めているようだ。
*少女「ファル、いきたくない…ぐす。」
*カーミラ「あー、リト泣かしたぁー。イケナイんだ〜」
*リト「ええ!俺か!?俺がファルのこと泣かしたのか!?」
*ファル「ふえーーーーーーーーー…」
*カーミラ「おっと、話を逸らさないでよね、だから何度も言うけど…」
リトはこのえらくマイペースなカーミラに翻弄され続けていた。
長い青髪を垂らしている少女ファルは、段々何故自分が泣いているのか分からなくなってきた。
*ファル「壷に還る〜!!」
*カーミラ「何ファル、還るの?じゃ、代わりにあのトシマを出してよ。」
*リト「と、としま…」
リトは言われるまま青い壷を取り出した。蓋を開けるとファルは光に包まれ一瞬のうちに壷の中へ消えた。
壷を扱うリトは人間だ。そして壷に入ったファルは、その人間に使役される魔神という存在である。
…実際は使役被使役の関係が若干違う気もするが。
続いて出てきたのはピンクの壷。どうやら先の『トシマ』とやらを出すらしい。
蓋を開けると…
*おねえ「……」
*リト「……」
*おねえ「どうして私を呼んだのかな?」
*リト「…カーミラさんが ぐあッ!!?」
壷から出てきたピンク髪のおねえはリトに問うなり、鋭い手刀を脳天に炸裂させた。
*カーミラ「来たねティルー、でさー いったああぁァッ!!?」
更におねえはカーミラの頭を殴りつけた。すぱこーん という快音がした。
殴られた箇所を撫でながら、
*カーミラ「ねティララ、あんたは古城行く気な〜い?」
*ティララ「……?」
今まで壷の中で眠っていた彼女はカーミラの言ったことがよく分からなかった。
が、「古城」という言葉に顔を少し曇らせた。
*ティララ「訳を聞かせてくれる…」




闇が地下の空間の一角を支配していた。
混沌と淀んだ空気。あれからずっと、閉ざされた室内でかき回されていた空気だ。
腐った血の臭いがする。いつだったかに散った血は、内壁に染み付いてからそのままだ。 
決して陽の差さない牢獄に、彼は未だここに立っている。




*リト「古城か…準備をしっかりしてかないとな。」
*ティララ「あそこには槍とか矢とか、踏み込んだら最後対侵入者用の罠がアメアラレと降り注ぐから油断しちゃ駄目よ。」
*リト「今までだってほら、こいつで罠を回避してきただろ?そんなに心配することじゃないさ」
リトは服の胸ポケットから、丸い形をした輝石を取り出した。
宝玉センス・オブ・ワンダー。人に眠る「第6感」の力を強力なものにし、様々な罠から隠された通路の場所まで、「勘で」分かってしまうのだという。
ティララやファルといった魔神にはそういった感覚がない。これはリト専用の宝石といえる。
*カーミラ「でも罠の場所が分かってても気が付いたらお首がすっ飛んでた〜、なんてことになりかねないかもねぇ」
*リト「ゑ」
*ティララ「まぁ首が飛んだらドラゴンブラッドで治してあげるわよ」
秘薬ドラゴン・ブラッド。実際は龍の血を浴びると不死身になるという逸話からこの名が付き、蘇生の薬として重宝される。
これを用いれば例え首が飛ぼうが八つ裂きにされようが、一箇所(分裂した場合だが)に集めてこれを振りまくとたちまち元に戻ってしまう。
…因みに、この薬での治療の光景を好む者は少ない。
死を凌駕する品だが、死後間もない状態でないと効き目がない。また老衰や、復活しても死因が病だった場合はそれが治癒することはない。
*カーミラ「…さて2人とも、準備はいい?」
*リト「ああ、こっちはOK。ところでそれ何ですか?ほら、その青いの。」
その青いのは、紐の先端にふさふさした毛玉があった。リトの目には必要性がよく理解できなかった。
*カーミラ「これはクゥの尻尾だよ。そこらのアクセサリーとは一味違うんだからねぇ〜」
珍物クゥの尻尾。この島全域に生息する謎の毛玉生物「クゥ」の尻尾の部分だよ。
クゥ、っていってもその姿名前を知ってる冒険者は少ないかも。なにせ簡単には会うことが出来ないんだ。
もし捕まえたら、尻尾の所を掴んでみてね。尻尾切って逃げてくから。
使い道は…紐の部分を持って回すと、魔除けみたいな効果で、魔物が近寄ってこなくなる便利なアイテムだよ。
とっても貴重なものだけど、私のお店で、海岸に掃いて捨てるほどいるイカのお刺身3つと交換してあげるから是非立ち寄ってねぇ。
*ティララ「行くわよ〜」
冒険者リト、魔神ティララ、そして謎の女性カーミラ。3人は連れ立って一路古城へ…





ひゅんひゅん…
カーミラはクゥの尻尾をくるくると回した。その効果は予想以上に強く、
今まで冒険者を何人と啄ばみ殺してきたであろう巨鳥の群れがそそくさと逃げていく。
*リト「すごい威力ですね…」
*カーミラ「これで魔物に襲われる心配はまずないかな。」
一向は慎重かつスムーズに城の通路を進んだ。
途中、センスオブワンダーを装備したリトは何故か落っこちていたネズミ捕りの罠にも反応を示した。
*ティララ「あの気は何処から…城に入っちゃうと他の魔の力と混ざっていてよく分からない…」
*リト「気??」
*カーミラ「そういえばおにーさんには話してなかったねぇ。」
そう言った時である。
*リト「!危ない!!」
リトはカーミラを突き飛ばした。
それでカーミラは尻餅をついたが、そこから今まで自分の頭があった辺りに
鉄の矢が飛んできたのを見て若干戦慄した。
リトは先程までの穏やかな瞳から、どこか戦神のようなものを連想させる鋭い表情を見せていた。
突然の出来事に唖然としたが、即座に立ち直し状況を整理する。
*カーミラ「…やる〜おにーさん♪惚れちゃいそうだよ♪」
*リト「へっ?ああ、いやっ、その…」
*ティララ「あんたねっ、そんな…」
*カーミラ「冗談冗談。他人のものを横取りしたりしないから。」
カーミラは立ち上がりながら、わざと大きな声で言った。にやにやしつつ。
*ティララ「ふえ!?っそうじゃなくてっ!…」
ティララは後に言葉が続かない。
*リト「ティララ?」
*カーミラ「なんでなーい。さて、先を急ごうか。」
*ティララ「そうそう何でもないのよっ、こんなトコに長居は危険だしっ!」
鈍感というべきか、或いはそういった感触は忘却されているのか、
リトは2人の遣り取りを妙とは思いつつもそれが何を意味するか、センスオブワンダーに頼っても分からなかった。




静けさの中で、彼の体は闇となっていた。
彼は強く感じていた。
彼にとって大きな転機がおとずれることを。
もっとも、それに何の期待も感慨も持つ事はないようだ。
ただ主に言われるまま、任を達成する為だけに自我を与えられ、
障害を抹殺する為に力を与えられ、力を有効に行使するため本能を与えられた。
存在理由を示す。その為に幾らか武力を必要とするようだ。ならば、本能に従い行くが良い。
出来損ないの自我が、そう思った。




*カーミラ「…こっちに気付いたか。」
*リト「何か言いました?」
*カーミラ「ああ、そうだね、さっき話し損ねたんだっけ。」
*ティララ「これから、私達が何をしに行くのか…」
城内に3人の足音だけが響く。
そのまま歩きながら、ここまで連れて来た訳を話し始めた。
*カーミラ「あたしは知っての通り、あの交換所で暮らして長いんだけど…ほら、古城ってウチに近いでしょ?
       だからあそこから来る“気”っていうか…様子がなんとなく分かるの。」
*リト「今は具合が変だって言うんですか?」
*カーミラ「そそ。しかも、単に古城内ですごいヤツが現れた…とかじゃなくて、逆なのよねぇ。」
*ティララ「弱っているのよ。それも突然、ガクンとね。」
人であるリトには、気を読むという作業には相当の鍛錬を要する。
*リト「弱る…」
*カーミラ「今まで古城にいたその強力な魔物のせいで他の魔物は大人しかったんだろうね。でもそいつが急に
       力を落したもんだから、秩序が乱れて血の気が多くなったみたい。」
*ティララ「問題は、凶暴化した魔物たちではないわ。その上にいる実力者…誰だか知らないけど。」
リトは話を聞きながら、且つ周りの罠に注意を払い、集中力を研ぎ澄ましていた。
…余計なことを考えると命を落しかねないというのに、2人の言う「実力者の気」が気になって仕方がない。
意志の感じられないこの感じ…間違いない。魔物は何者かに使役されている。即ち正確に言えば魔物ではない。
*リト「魔神…」
*カーミラ「かもしれない。」
*ティララ「もしそうだとしたら、それを使役する人間がいるってことよね。」
*カーミラ「とっくに死んでると思うけどね。今も古城で、主人の言いつけを守り続けてるんだとしたら…」
*リト「……そんな悲しいこと。止めてやる。」
2人の先を行くリトの表情を窺い知ることは出来なかったが、それでも彼の心の内ははっきりと感じ取れた。
ファル、ティララの他にもう一人、3人の魔神を使役する彼は彼なりに、魔神のことを分かっていた。
必ずしも、全ての魔神が望まれて生まれ出でたとは限らない。
全ての魔神がそうして人から望まれることを望んだ訳ではなかった。
彼らの中にはその痛みすら、感じることが出来ない悲しく出来損ないの…
何度かそれを救おうともした。しかし彼らにとって何百、あるいは数千年と生きてきた中で、少年放つの言葉は儚い戯言に過ぎない。
結果、少年は「終わらせてやる」他なかった。
魔神は不死である。剣で殺すことは不可能だが、その「役目」がなくなったことを告げることで
人の願いから生まれた者達を還すことが出来た。
高慢にも見える。その考えは尤もであり、リトの力など微々たるものだ。
だが人の倫理が神にも通じるとは限らない。両者はあまりにも離れすぎた。
その事実を知るにつれて、彼はより強い意志を以って漆黒の迷宮を目指すようになった…
彼が島に流れ着いて半年ほど経つ。本人も気付いていないが、そうした旅で彼自身の中では次第に何かが目醒め始めている。
話を戻す。
*ティララ「…そうね。このまま朽ちていくよりは…」
*リト「ごめん。」
*ティララ「?…なに?」
*リト「いや、何でもない、何でも。」
*カーミラ「…あ”っ」
*リ&テ「?」
*カーミラ「尻尾、切れちゃった…えへ☆」
カーミラはふさふさが取れて紐だけになったクゥの尻尾を見せながら言った。
そのぎこちない微笑は、スペアがないことを意味していた。
*リト「それ、が、ないと…どうなるんですか。」
棒読み。
*ティララ「結界が消えて魔物が寄ってくるわよ。当然。」
ほんの少し責める口調で即答した。
*カーミラ「そうだねぇ☆」
「やっちまった」と彼女の表情は語る。
*リト「早速か。」
巨大な赤い鳥。
…燃えるような躰。はばたく度に火の粉が辺りを舞う。
喉を震わせ甲高い鳴き声を上げ、入り組んだ古城の路を高くから見下ろせるであろう天井から急降下してきた。
その眼は獲物の動きを読みつつ、確実に急所を食いちぎるハンターの眼。
もし眼光の先にあったのが常人ならば、逃げることも受けることも出来ない俊敏かつ強硬な炎の爪によって焼き殺されるところだが。
リトは更にその先を読み、巨大な鉤爪を短剣で受け止め上へ流した。すぐさま
*リト「付霊斬!!」
方向転換の隙を突き、蒼く透き通った短剣から水流の様な剣圧を飛ばした。

〜〜付霊斬(ふれいざん)〜〜
ここで解説パートを挟むことをお許し願いたい。
人が数多の魔物に対抗するため、魔力やまじないの込められた武具を作ったのは周知の事実であるが、
武器を手にした冒険者は、その力を熟練された技によって一層強力なものにすることを考えた。
またこの世界に於いて、殆どの技は人それぞれの我流である。
リトが放つこの付霊斬は剣圧を飛ばし、離れていたり近づきにくい敵を攻撃する特技である。
しかもその時の武器の性質によっていくつかバリエーションが存在する。
今回リトが手にした短剣は、「ミッドナイトブルー」という水の魔力が宿る代物だ。
遵(したが)い、水流を伴った剣圧に変化する。というわけだ。
…もちろん公式設定にはない(ぼそ

水の刃が巨鳥の左翼を捕らえた。
いささかバランスを崩すが、さしてダメージは与えられていないようだった。
再度高度を上げあっという間に遥か上へと飛翔し…
*リト「…いっ!?」
彼奴は翼を激しく羽ばたかせ、炎の渦を3人目掛けて放った。
*カーミラ「まじですか〜、めんどくさいなぁ〜」
やけに呑気な台詞を吐きつつカーミラは片手を宙に掲げた。
*カーミラ「…混沌よ、賎なる者に純たる枷を与えたまへ…!暗縛・スティーフ!」
上を向いた彼女の手の平から紫の鎖が何本か突き出し、上空で羽ばたく怪鳥を目掛けていった。
途中、炎の渦と接触、相殺したかに見えたが、鎖の方はその勢を無くしていなかった。
じゃらん、と鎖が対象の首、翼に絡みつき、動きを封じた。
*カーミラ「落とすよ〜、あと宜しくトレンディ!」
カーミラ、鎖を引っ張る。巨鳥フェニックス、地面に落ちて行く。そして
*ティララ「メリアッ!」
…ところで、辺りの城壁は殆どレンガで造られている。
岩を操るメリアの威力はここではなかなかのものだった。
ズガン!
発動したメリアによってフェニックスは岩の下敷きになった。恐らく二度と動かないだろう。
*リト「…お見事でしたぁ…」
*カーミラ「あ〜疲れた。あたしマホーって嫌い〜」
*ティララ「あのさ、カーミラ…   さっきの一体何よ、トレンディって!!?」
*カーミラ「咄嗟に名前が出なかったからテキトーに…誰かが何かするだろーと思って」
*ティララ「あっそ…あんたのバカ加減には呆れるわ、何年の付き合いだと思って…」
ここで、リトはカーミラにこっそりと囁いた。
*リト「何…億年?」
*ティララ「シッツレーね! 何千万 年よこのばか!!」
…聞こえていたらしい。
リトは襟と袖を掴まれ豪快に投げ飛ばされた。背負い投げ。
ちょっぴりオイシイ場面かとは思うが本人はそれどころではない。恐らく二度と口に出さないだろう。
*リト「ご、ごめん!そんなつもりはないんだ、まさか聞こえてるなんて…」
*ティララ「言い訳にもなってないわよ!きーー!!(暴)」
*カーミラ「…あらー、あいつらケッコウ速いわ〜。ちょっとやばいかな…」
見上げれば鳥の群れがけたたましく鳴き喚き一度に襲い掛かってくる。
血と肉に餓えた眼光はどれも殺意に満ち溢れており、とても止められる勢いではない。
*カーミラ「こらそこ、、ラヴラヴってないで逃げるわよっ。」
*ティララ「そうね!ラヴラヴってな…ち、違ッ!?」
*リト「どーでもいいけど退却〜!」
リト達は全力で撤退を開始した。とはいえ、高が人の足と空を飛ぶものでは速度が比較にならない。
距離は縮み、爪がやや遅れ気味のカーミラの背中を捉えそうだった…
こういったエマージェンシーに際し、第6感は思わぬ力を発揮する。
*リト「そこだ!」
慌てて巨大な体躯の鳥達が入れない狭い通路に飛び込み、ひとまず危機は去った。
…一息付いて、外の様子に戦慄する。
*ティララ「ま、まだっ! 障壁・シェレト!」
ティララの呪文で通路の入口に対魔法障壁が出現した。この狭い隠れ蓑に攻撃呪文など叩き込まれたら逃げ場がない。
そのような事態も回避され、胸を撫で下ろす一行。
魔鳥どもはぎゃあぎゃあと鳴き散らし周辺をうろうろしているようだ。
*カーミラ「危なかった〜、こんなトコさっさと用済まして帰ろ?」
先程の危機的状況からして、このような発言は有り得ない筈なのだが…彼女のペースを乱せる程の事ではなかったらしい。
*ティララ「逃げ込んだは良いけどどうするの?こっちには出られないわよ?」
*リト「この通路ずっと先がある…」
リトが見る方向は、10m先はもう闇に覆われ何も見えなかった。とはいえ、そこに足を踏み入れる他ない。
*ティララ「なんにも見えない。私の出番ね。」
ティララが念じると視界を遮る漆黒が光ではだけた。どうやら下への階段があるようだ。
*カーミラ「下へ行ける…!?もしかしたらこの先に…」
*リト「居るな。相手はもうこっちに気付いてるだろう…」
只ならぬ気を感じた。死臭漂う嫌な空気に何かの存在を確認させるものが混じっている。
怨念に近い殺意もまたあったが、中央に佇む何かからはそれが感じられないのが妙だった。
*ティララ「奥に頭がいるわ…」
*カーミラ「その他雑兵も、いらっしゃるみたいだけど。」
---3m程先に、普通の人間より一回りほど巨大な体をしたものが立っていた。
赤く血走った眼、背中からは巨大な翼、全身から血の臭いを発しているのにそこだけいやに美しい金髪…
そして、僅かな邪な微笑みの中に見える牙。
まるで吸血鬼だ。
*ヴァンパイア「…!」
ティララの脳がそこまで状況判断をし終えたとき、既に事は次へ移行していた。
そのたった今認識した吸血鬼(ヴァンパイア)…自分に向けて長く鋭い爪を突き出している。
自分を狙った爪は、短剣によって体に刺さるのを阻害されていた。
*ティララ「……あっ!?」
*リト「速い…ティララ無事だな!?よし!」
リトは剣を切り返し、一旦ヴァンパイアを退けた。
*リト「付霊斬・破魔の座!」
持ち替えた銀の短剣を振るう。聖なる加護を受けた刃が白い帯を尾にひきながら吸血鬼に迫った。
*ヴァンパイア「…チッ」
吸血鬼は空中でクン、と角度を変え、付霊斬を寸での所で避けた。
そして瞬く間に闇に隠れてしまった。
*ティララ「……???」
*カーミラ「もしもし〜」
ティララは訳が分からなかった。確かに目の前色々とあったはずだが、全く一瞬の出来事とであった。
*リト「ここからは気が抜けない…ヴァンパイアって奴らは簡単に気配を消せる…」
*カーミラ「動いてる時は分かるけどめちゃくちゃ速いからね、知らない内に逝っちゃってるかも♪」
*ティララ「ごめん、気を付けるわ…」
どうやら吸血鬼が巣食うエリアらしい。そして目指すものもここにある筈。
*ヴァンパイア「アナタタチ ニハ ココ デ シンデ イタダキマス」
*カーミラ「させる〜」
キィン!
*カーミラ「かぁ〜」
突然別の吸血鬼が襲ってきた。その爪とカーミラの槍が交錯する。
*ヴァンパイア「ワルイ コト ハ イイマセン 。 オトナシク シヌ ト イイデス」
*カーミラ「??よく喋るわね〜?」
2人はその様子を気にしてはいるが周りに他の吸血鬼が潜んでいないかということに集中してした。
双方、余裕が見える。奴はカーミラに任せておいて問題ないだろう、と。
すうっ、と2体の新たな吸血鬼が出現した。片方はティララを奇襲してきた奴だろう。
…どうやら、3vs3の戦になりそうだ。

激しくヒット&アウェイ攻撃を繰り返す吸血鬼。カーミラはそれをことごとく受け流す。
*カーミラ「悪いけど、おしゃべりなヴァンパイアに用はないよ。」
*ヴァンパイア「ノスフェラトゥ ト イイマス 。 コウトウ ナ シュ ユエ オシャベリ デス」
戦いながら、両者はよく喋った。力を把握し合い、お互い何かしらの思案をしていた。
*カーミラ「…話しながらでも勝てると思ってんのねぇ、そいつはぁ…」
と、音速に近い速度で突き出される爪を交わし…
*カーミラ「こっちも」
相手が突進の勢いを殺すまでの1秒にも満たない間に蹴りで捉える。
衝撃で吹き飛ぶが、体勢は崩れておらず壁に吸い付くように受身を取るノスフェラトゥ…
*カーミラ「同じなの。」
吸血鬼が見た先にカーミラはいなかった。ただ首筋に冷たい刃が当てられていた…
*ノスフェラトゥ「グ…!?」
*カーミラ「今飛ばすねぇ」

*ティララ「劫火・ソウルバエラ!」
大玉の西瓜サイズの火の玉が放たれた。
しかし、超高速で動く吸血鬼には止まっているようなものでしかなかった。
*ヴァンパイア「しャアッ!!」
ソウルバエラは石の壁を破壊した。
吸血鬼は狭い空間を素早く三角跳びをしつつ、ティララに急接近してきた。
牙を剥き、首筋を目掛けてくる…
*ティララ「…きゃあっ…!!?」
眼で追うことは出来ても、その後が続いてくれなかった。
しかし反射神経が土壇場でシルバーブレードを突き出さした。
吸血鬼は一度横に反れた…
…いない。
*ヴァンパイア「ヒヒヒヒ、ウしロさ…」
*ティララ「う…!?」

その瞳には、生への憎しみが篭っていた。
どうすることも出来ず、ただただ忍び込んできたものを殺し、同じ苦しみを与えてきた…
今その眼を見開き、そこに映る生けるもの全てを殺さんとしているようだ…
とはいえ、もうこの瞳には何も映らない。どんな形であるにせよ光が、消えてしまっているのだ。
*リト「お前等に構っている暇はあまりない…悪く思うな。」
二度と動かないそれの左胸には、銀の短剣が深々と刺さり、聖なる力が刺し口の周りを灰と変えていた。(リトは灰を手に入れた)
-------一体片付いた。他の二人はどうなっただろうか。
リトは振り向いた。

ザシュッ!
槍が高々と掲げられた。
*カーミラ「一丁あが…」
ノスフェラトゥがカーミラの方を向いた。吸血鬼は鋼の皮膚をもつ恐るべき種であった…物理的な力で首を飛ばすには少々無理があったようだ。
*ノスフェラトゥ「…シニナサイ」
今度はカーミラの腕を掴み反対に壁に押し付けた。
*カーミラ「ぁ、くっ…!」
即座に槍を出そうとするが、空いている手がそれを防いだ。
力一杯に抵抗するが、全く歯が立たない…肉体的な能力では完全に負けていた。
ノスフェラトゥが口を開けた…
*カーミラ「…ごめんねぇ」
大きな牙は、カーミラの首筋を貫くことは無かった。
代わりに彼女が懐に隠していた杭が…ノスフェラトゥの体を捉えて、その血で真っ黒に染まっていた。
*ノスフェラトゥ「ガアアァァガガガ バカ ナ…ァ!」
*カーミラ「…私は別にバトルマニアじゃないから。あんたが本気を出す前に倒しちゃっても良いの。」
力が抜けた屍の腕を解き、ゆっくりとカーミラがそこから脱出してきた。
*カーミラ「おっと、牙、牙」(カーミラは吸血鬼の牙を手に入れた)

背後で起きた一瞬の出来事。完全に一本取られた驚きのあまり動けなかった。
そのことを感付いているヴァンパイアは彼女の後ろで囁く。
*ヴァンパイア「タップリ ト チヲ すワせテモラウゼェ… テイコウ しテモ カマワナイさ… オンナ ハ ユックリ ナブッテカラ コロす ニ カギルカラナァ …!」
さり気なく、この吸血鬼は先程のノスフェラトゥよりも良く喋るのだった。
*ティララ「レディーに向かって言う台詞じゃないわね。あんた許さないわよ?」
ティララはこの下劣な輩に、後ろを取られたままの体勢で突き放すように言い放った。
*ヴァンパイア「ヒアーハッハッハア!!ヨクイウナ、 レディー ダトォ、 コノ トしマ ガァ!!」
*ティララ「 死 ね ゴ ル ァ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 」
ヴァンパイアの首が飛んだ。しかし物理的な力で飛ばすには…いや、実際目の前で鋼の皮膚が切断された以上、無理があるという発言は撤回する。
彼女の右手にはシルバーブレードが握られていたが、咄嗟に出た攻撃は左手による手刀であった。
地に落ちた吸血鬼の首は、顔に下品な薄笑いを浮かべたままだった。
続いて、胴体もその場に仰向けで崩れ落ちた。
*ティララ「その言葉もう一度言ったら…当てるわよ…ってあれ?」
彼女の行動に付け足させていただこう。手刀は寸止めである。(ティララは「斬鉄剣・素手ver.」を習得した?)

牢屋から邪悪な気配が消え失せた。
*カーミラ「…っどーしてそこでレディーってとこに突っ込むかねぇ、こいつは。ま、お陰で笑って死ねたみたいだね♪」
*ティララ「おっかしいなぁ…むっとしたけど、当てるつもりはなかったのにぃ…」
*リト「いや、あれは確かに当たってませんでした(つД`;;)」
ここで3人揃って雑談に耽りそうになってしまったが、すぐにまだ肝心なものには達していないことを思い出した。
それほどまでに、その気配には中身が無く、虚無感を与えてくる。
*リト「行くか…」




突然だが、少し妄想…もとい想像してみてほしい。
森に宝石が落ちている。
この現場を見たとき、多くは地に落ちた宝石を見て、「宝石が落ちてる」と思うだろう。
では、そう思ったとき、同時に傍らに沢山の「落ち葉が落ちてる」とも思うだろうか?
敢えて聞かれれば当然存在を認識するも、無意識のうちでは見えていて見ていない筈である。
それに似ている。ちょうど、それは…




*リト「…!?あいつ…なのか?」
暗い通路で、視覚は色を認識しにくくなっているが、彼奴の体が真紅に染まっているのはなんとなく分かった。
コウモリ風の羽で身を覆い、人間より巨大な体躯、金髪…そして牙。
紛れも無く吸血鬼の姿をしている。これが例の気の主であるに違いない…
*ティララ「そこに…いるのよね…?」
*カーミラ「いるけど…まるでいないみたい…」
生きて存在している感触を微塵も感じさせない目の前の吸血鬼。
視覚でははっきり捉えているが、それ以上の思考が働いてくれなかった。
どうしたら良いのだろうか。向こうは襲ってくる様子もない。剣を構えようにも、いまひとつ意識が抜けてしまいしっかり構えられない。
初めて感じる類いの違和感だった。
虚を発するとでもいうのか、それの姿を見て「あれを如何するか」考えることができない。
(去れ。先は通さぬ。去れ。先へは…)
3人はどきりとした。頭に直接言葉が流れてきた気がした。
*リト「あ…あれは一体…」
唖然として手から剣を落した。銀が石とぶつかる耳障りな音で一向は再びピクリと反応してしまう。
思わずお互いを見合う。
*カーミラ「(よく分かんないけど…調子狂っちゃうなぁ)」
カーミラは動揺していた。不動極まりなく、てこを使おうがオーガが空から降ってこようが顔色一つ曇らせない彼女がペースを乱されているのだ。
(警告に従わぬものを排除する…)
言葉の意味を理解すると流石に身構える、が…
*ティララ「殺気が来ないわ…敵意すらも…」
殺気どころか、こちらに近づいてくるときでさえ何も感じさせない挙動…
とにかくおかしい…としか思えない。相手が攻撃しようと接近してくる。だから自分は…
その先が出ない。
*リト「ぐあっ…!!」
鋭いが錆付いたような爪が己の体を引き裂くまで…体が動かない。
*ティララ「ま…マーフェ!」
すぐさま回復呪文をかける。今のこの行為は即座に出たというのに何故かあれと対峙すると----
吸血鬼は当惑する面々を静かに見つめつつ、なにやら詠唱とおぼしき言葉を漏らす…
(レリエ。夕闇、蝕め)
*リト「…!!しまった!」
さり気なく放たれた呪文は、一瞬でリトの視界を奪い去った。
相手が気配を完全に消すことが出来、視覚によってしか捕捉不可能な状況で、これは致命的だった。
*ティララ「リト!」
無情にも抵抗の術がない彼に繰り出される2度目の斬撃。
真正面から避ける素振りも出来ずしっかりと受け取ってしまう…
ティララが慌てて応急処置をするも、その後奴を止められないのだから斬られては治る生き地獄でしかなかった。
*ティララ「ぅっ…リト…リトぉ…」
*カーミラ「…ぉ、これでいけるかも。」
…と、ここまで沈黙していたカーミラが、何か発見したように呟く。
*カーミラ「もう好きにはさせないからねぇ…!」
槍を握り締め、執拗にリトを攻撃する影に向かって跳躍する。そして…
だん!と槍を振り下ろし吸血鬼を一旦遠ざける。
その行動は今までとは、明らかに違った。
彼女は、新たに赤い瞳の様な宝石を身に着けていた。
*ティララ「雪兎の瞳!まさか、精神操作…」
*リト「な、なに…!」
*カーミラ「精神干渉から心を守ってくれる…これが効いてるって事はあいつ、マインドコントロールが出来るようね。」
*リト「成る程…はっきり理解できないがとにかく頭が働かなくなるらしいな…」
リト、ティララもリュックの中から精神を保護する装備を取り出す。
奇怪な現象の正体が見破られ、3vs1と有利な展開になったように見える。
*ティララ「瓦解・ナファール!!」
*カーミラ「怒濤・アフバマ〜。専門外の呪文だけどねぇ。」
轟音をあげ岩盤が隆起し、完全に紅い影を捉えた。
そこへ名通り怒濤の勢いで水が押し寄せ辺りを飲み込んだ。(術士の背後には水がいかないということで、2人は当然後ろにいる)
ナファールは巨大な鉄の兵器を陥落させ、アフバマーは古のセンチビートに瀕死の傷を与える。
凄まじい呪文の連携。リトはこういう時のお約束をしっかり守りある言葉を口にするが周りの音にかき消された。
ところで、突然出会ってからろくに意思の疎通もないままこのような仕打ちをしているが目的は殺戮ではない。
相手が魔神だとしたら、リトは使役するか役目を終わらせているというのは前に話した。
確信はないが、魔神達を通じていくことでこの島に眠る何かに接触できるような気がするのだ。
抵抗してくる魔神は多少弱らせてから接触した方が安全なのだ。…とはいえ、いささか強敵であったためにやり過ぎてしまったが。

水がひいていく。
(数多の闇、主、仇名す者全てを滅さん)
眼の届かない距離から声が聞こえたような気がしたすぐ後、3人の周囲の闇が数多の刃物になったかのように動き出した。
物理では説明できない闇のチカラ。全身が寒さに襲われ、引き裂かれる…
*リト「わあぁぁ!!」
*ティララ「ぅ………!!」
*カーミラ「いででいででっ、ラナ・ハームとはっっ」
ティララとカーミラの攻撃はダメージを与えられていなかったのか?突然の反撃に3人は手痛い傷を負った…
加えて、リトの短剣が、折れてしまった。
*リト「あ…!?」
負傷し床に膝をつき、表情は苦痛で歪み下を向いている。が、
今なら分かる。奴は自分の目の前に立っている。
チクショウ、今は不気味な貴様の気配が感じられて仕方がないというのに-----!
頭を鷲づかみにされ、そのまま持ち上げられる…このまま頭を握りつぶされるか、それとも心臓を抉られるか…?
もはや、相手を睨みつけてやる位の抵抗しか出来ない。
(…創造主…我が主よ、とうとう戻ったか)

*ティララ「動かなくなった…?」
彼女はようやく自分の傷を修復した。
ここまでの状況が把握できないが、リトは恐らく殺されているだろう、どんなに惨たらしい骸であっても助けてあげなくては----
と思っていたのに。
リトは吸血鬼に持ち上げられた格好のまま苦しそうにしていた。
片方は、微動だにしないようだ。
*カーミラ「あれ、死んじゃったのかな、こいつ。」
*ティララ「分からない…止めをささなかったの…!?」
宙吊りの体勢のままリトが呻く。
*リト「もう、大丈夫だ…ろう…こいつはもう…」
その深紅の吸血鬼は、黒い石くれの塊になっている。
視線の先には、リトがスペアにと常備していた短剣…TIL…そう刻印されていた。



*リト「あれは魔神だったのかな?俺は何もしていないんだが…」
*カーミラ「おにーさんには何か秘められた力でもあるのかな〜」
不思議なもので、あれから1時間後にはカーミラの店に戻ってこれていた。
あれだけ暴れていた巨鳥達も、どこかへ散らばってしまったらしい。というよりも、城全体が静まり返っていたのだ。
*ティララ「TIL…創造主…か。」
*リト「ん、なんだティララ。これ欲しいのか??」
彼女が呟きながら短剣を見るので、リトは首を傾げた。
*カーミラ「あれが多分おにーさんを守っちゃったもんだから、妬いてるんだよね☆」
*ティララ「っそんなんじゃないもん!!」
*リト「ええっ、そうなのか!?」
*ティララ「へっ!?あ、いやぁ…その、ね…そういう部分も無きにしも非ずっていうか…えと(以下略」
*リト「これが俺を守ってくれたのか?」
驚愕するリト。これがあの吸血鬼に終わりを告げたのだろうか?一体何だというのか、これが…
*カーミラ「ぷ、食い違ってやんの☆」
取り敢えず、無事に帰ってこれた。はっきりとしたこと…
*ティララ「かっ…!紛らわしいのよこのばか!!」
*リト「どわっ!!」
例え悪くなくても投げられるのはいつもリトだった。

後書き

うーん、内容が分かりにくかったような気がします(^^;)
一応古城のダンタリアンの話でした。劇中では名前出ませんけど。
彼の役割はかつての王の守護。
再び頂点に立ち真実を見るまでの間、王を暗殺しようとする者等を消す為にあそこに配置されました。
表向きでは反乱を起こした大衆が勝利したように見えますが(実際も王の死という形で終わりましたが)、
抜け道のある地下牢に立ち入った一部の軍勢はこのダンタリアンによって残らず抹殺されたようです。
永い時が過ぎ、リト達と対峙した時点では殆ど力を無くしていました。そう、ホントのダンタリアンはもっとすごいんだよ〜。みぃ〜(死
しかしその強大な力も王が戻ってくるまであれば良かったわけで、リトとの出会いで(再会?)役目を終えました。
…っていう設定なんですけど(滅
ちょびちょび1ヶ月くらいかけて完成したので、前の文章自分で覚えてないこともあり、
同じような表現の使い回しが多々見られるかと。しくしく(つД`;;) 
単語のレパートリィ、若しくはそれを補う構成力が狭くて申し訳ないです。しくしくしくしく(つД`;;)(つД`;;)
小言。
1.センスオブワンダー取り出すときに「胸ポケットから」とありますが…
確認して見たところ、どうも彼の服にそれらしい部分無し。
っていうかポケットらしきものがありません(爆
2.ティララって、何千万年も前から存在してんの?
恐らくその大半は混沌の中で眠りについている時期だとしましょう…ね(ぉぃ
でもそれだと全ての命がそれくらい生きてることになってしまうなぁ。
暴君リトのご先祖さん(または本人か)は国を建てて何百年は確実に経ってますから千年じゃ物足りないし(?
遥か未来、人類が滅んで何千年かが過ぎた頃、当時の人の願いがティララという女神を生んだ…
と、しましょう…か(カエレ
3.なんでカーミラ?
元々はカーミラが好きだから書いたんですよ〜(><;)
短編なので、ここじゃ好き勝手書いて物語の核心にはあまり近づけなくていいもんだと思っとりますけん。
昔、実はもう一つカーミラさんの話書いたけど、あれまだあるかなぁ。
シリアスなのがうまく書けないので彼女には一役買ってもらって…あれ、ティララ、何暴走してんのさ?
ところで、また先程の時代の話に戻りますが、カーミラとティララは歳が近いとはいえ、
出生を見ると、カーミラのほうが若干年下に感じられます。その差100年位かな?
二人の間にはその辺でカーミラの優越感(?)のようなものがありそうです。
何だかんだでからかいあったり、良い女友達なんでしょうねぇ。ほんとにこの2人は好きですわ。
…てか、おねぇさんが好きなんですょーだ(ぼそ
 
拙作ながら、最後まで読んでいただきありがとう御座いましたо(^-^)o

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