「自動バージョンアップ用パッケージ(仮称)」を使うことにより、Pinky:blog 通常版のバージョンアップが簡単になるかもしれません。

注意点

  • この自動バージョンアップは、まだ実験的な試みであることに注意してください。
  • 自動処理でファイルのコピーを行うため、失敗したときに何か問題が起こるかもしれません。 念のため、データファイルだけでもバックアップしておくことをお奨めします(エクスポート機能も活用してください)。
  • パッケージを展開すると、総ファイルサイズが1~2MB程度になります。サーバーのディスク容量に余裕がないときには注意してください。

手順

  1. Pinky:blog 最新版に対応した自動バージョンアップ用パッケージを、ダウンロード内の「実験的なパッケージ」の項から入手する。
  2. ダウンロードした圧縮ファイルを展開して、その中に入っている autoupdate.cgiautoupdate ディレクトリを、任意の場所に展開する。
  3. autoupdate.cgi の1行目にある ruby のパスを、動作させるサーバーに合わせて書き換える(Pinky:blog設置の手順と同様)。
  4. autoupdate.cgiautoupdate ディレクトリを、それぞれ blog.cgi と同じ位置(同じディレクトリ内)にアップロードする。
  5. アップロードした autoupdate.cgi のパーミッションを755にして、ブラウザから autoupdate.cgi にアクセスする。
  6. 表示された画面で、管理パスワードを入力して「バージョンアップ実行」のボタンを押す。

なお、2度目以降のバージョンアップでは、 autoupdate ディレクトリを上書き&アップロードして「バージョンアップ実行」を押すだけでOKです。

この方法の利点

  • 小さなファイルをいくつもアップロードする必要がなくなるため、アップロードにかかる時間を減らせます。
  • どのファイルを更新するか/しないかを自動で判断してくれるため、「バージョンアップしたつもりが、アップロードし忘れたファイルがあった」というミスを防げます。

技術的な話

  • バージョンアップ用差分ファイルの中身を、1つの tar アーカイブ(autoupdate/delta.tar)に詰め込み、そのアーカイブの中身をコピーする(書き込む)ことによってバージョンアップを実現しています。
  • 管理パスワードやディレクトリパスを調べるため、動作時に pinkyblog_conf.rb の内容を読んでいます。